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リスティング広告でBingをおさえるべき理由

作成者: Tomokazu Tobaru|11/24/21 4:58 PM

リスティング広告を出稿する際、検索エンジンの選定は非常に重要です。特に利用率が高いGoogleやYahoo!でリスティング広告を出稿している企業は多いことと思います。本記事では軽視されがちなBingにおけるリスティング広告の重要性をご紹介いたします。

 

Bingとは

Bingは、米国Microsoft社が開発し提供している、ユーザーの利便性と効率的なインターネット環境の整備を目的として開発された検索エンジンです。Windows10に組み込まれているMicrosoft Edgeにおいてデフォルトで設定されている検索エンジンとしても知られています。通常のキーワードの他、画像、地図、動画などの検索が可能です。

サムネイル表示が大きいBingは動画検索において見やすく使いやすいという特徴があります。またサムネイルからプレビュー表示ができるため検索時の使用感がスムーズです。

Bingの検索システムは、『ユーザーの意思を決定する次世代のサーチエンジン』をコンセプトとし、GoogleやYahoo!とは異なる独自の技術によって設計されています。検索の結果にテキストの情報だけでなく、ユーザーのニーズや状況に合わせた動画なども併せて表示されます。

YouTuberやVTuberなどが注目され動画がトレンドとなる昨今、Bingへの期待感はますます大きくなることが予想されます。

 

主要検索エンジンの国別シェア率

リスティング広告を出稿する際、検索エンジンの選定は非常に重要です。自社のサービスや商品をユーザーに広く認知してもらいコンバージョンにつなげるためには、効果の高い検索エンジンを選びたいものです。

検索エンジンの特徴を把握するための要素として、本章では各検索エンジンのシェア率をご紹介します。

アクセス解析サービスStatCounterによると、日本における検索エンジンのシェア率はGoogleが圧倒的です。次いでYahoo!、3位にBingとなっていますが、世界的に見るとYahoo!よりもBingの方が高い結果となっています。

※2021年10月時点
参考:StatCounter Global Stats(https://gs.statcounter.com/)

日本で第2位のYahoo!は、Yahoo!Japanを指し、Googleのアルゴリズムを採用しています。ところが、米国のYahoo! (http://www.yahoo.com)は、Bingの検索エンジンの仕組みを使用しています。そのため、米国でのBingのシェア率は実質10%程度ということになります。また、Bingは台湾や香港でも10%以上のシェア率があります。

Bingは日本でのシェア率は低いものの、米国などの海外では需要があり、海外向けの事業を展開している企業ではBingでのSEO対策を行うことも有効なマーケティングと言えます。つまり海外でのリスティングを考えている場合、対象となる国のシェア率によってはBingを抑える必要があります。

 

日本におけるBingの重要性

前章でご紹介した通り、ターゲットが日本国内である以上、Bingのシェア率から見ても、Googleには対抗できないように思われるかも知れません。しかしBingが重要となる可能性は大いにあるのです。

その理由の1つは、Windows10の存在にあります。

Windows10は、2015年に発売され2021年の時点で最新OSであり、下記の数値からもMicrosoft社のWindows OSのシェア率は、群を抜いて日本のPC市場を牽引していると言えます。

※2021年10月時点
参考:StatCounter Global Stats(https://gs.statcounter.com/)

Windows10には、初期設定の段階でBing(Microsoft Edgeデフォルト検索エンジン)がインストールされています。

PC初心者や操作が苦手な層、変更するのが面倒なユーザーなどが、Windows10がインストールされたPCを購入しネット検索をした場合、検索エンジンはそのままBingを利用する可能性が高いと言えます。

このように、利用ユーザーが絞られることから、年配の方やインターネットに詳しくない方をターゲットにする商材などを扱う企業にとってBingへのリスティリング広告出稿は、大きな成果が見込めると言えるのです。

そして2つ目に、ほとんどの企業でBing 対策を行なっていないことが挙げられます。

GoogleやYahoo!などの主要検索エンジンは多くの企業でリスティング広告を実施しています。しかし検索エンジンのシェア率だけを見てBingに手を付けていない企業は多く、競合が少ない中ターゲットを絞って訴求できるというメリットがあります。今Bingでのリスティング広告を始めておくことは、他社との差別化を図れるという点でも積極的に検討すべきと言えるでしょう。

 

Bingリスティング広告の出稿方法 

Bingへのリスティング広告もGoogleやYahoo!同様、クリック課金によって出稿が可能です。本章ではBingにおけるリスティング広告の出稿方法をご紹介します。

 

Yahoo!スポンサードサーチに登録

日本では、Bingと提携しているYahoo!を経由して利用することになります。

Yahoo!プロモーション広告の「スポンサードサーチ」に登録し、配信対象サイトを設定することでBingへ出稿できます。

Yahoo!スポンサードサーチのURL:https://promotionalads.yahoo.co.jp/service/sponsored-search/

 

「Bing Ads」に登録

Microsoft社が提供する広告出稿サービスのアプリ「Bing Ads」をダウンロードし登録します。Google Adsと似た仕様となっており、広告の出稿だけでなく広告によってどれほど効果が得られたのかなど分析結果の詳細を確認できます。

Bing AdsのURL:
https://secure.bingads.microsoft.com/

 

いかがでしたか。今回はBingのリスティング広告についてご紹介しました。
Bingはターゲットに応じてリスティング広告の出稿先として選択肢に入れるべきと言えます。
弊社ではさまざまな媒体を総合的に判断し、商品やサービスに合った広告の運用をワンストップで実施いたします。気になることがございましたらお気軽にご相談ください。