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SEOで評価されるタイトルのつけ方とは

作成者: Akie Suzuki|11/29/21 4:59 PM

SEOで上位を狙う際に重要な要素となるのが「タイトルのつけ方」です。タイトルはコンテンツの検索順位やクリック率、流入数に大きな影響を与えます。多くの人に評価されるような良質な内容であっても、タイトルのつけ方次第では検索順位が上がらないという場合も。

今回はSEOで評価されるために意識したいタイトルのつけ方のポイントをご紹介します。

 

タイトルタグとは

タイトルタグとは、ページのタイトルを記述するHTMLタグの1つです。検索ユーザーや検索エンジンにページの内容を伝える重要な役割を果たします。

タイトルタグの最適化を図ることだけで上位表示につながるケースもあり、SEOにおけるタイトルタグの重要性は非常に高いのです。

 

タイトルをつけるコツ

検索ユーザーが実際にページをクリックするかどうかは、タイトルに目を向けた一瞬で決まるといっても過言ではありません。本章ではクリック率を上げるための6つのコツについてご説明します。

 

狙いたいキーワードを入れる

キーワードを「何となくメディアとの関連性が高そうだから」「月間の検索ボリュームが多いから」といった理由で選定するケースがあります。しかし重要なのは、キーワードでリサーチを行い上位ページの傾向を把握し、ユーザーが求めているニーズを汲み取ることです。

そのうえで、狙いたいキーワードを1つタイトルに含めます。タイトルに同じキーワードを詰め込みすぎるとページのテーマがぼやけてしまい、検索上位は望めません。タイトルに含めるキーワードは基本的に1つにしましょう。

 

文字数は30文字程度にとどめる

検索結果として表示されるタイトルの文字数には上限があります。文字数を超えてしまった場合は後半部分が「...」と省略され、タイトルの効果が薄れてしまいます。

文字数はPCの場合3032文字、スマートフォンの場合は3040文字が上限となるので、注意が必要です。

 

重要なキーワードは前方に入れる

文字数を超えてしまう場合を考え、日本語が不自然にならない程度で、重要なキーワードは前方に配置することも対策の1つです。

また、重要なキーワードをタイトルの前方に入れておくことで、Googleや Yahoo!などの検索エンジンからの評価が高まります。

さらに、タイトルの前方に重要なキーワードを入れておくもう1つの理由としては、ユーザーの視線は「F型に動く」からです。つまり、人間の性質として、一行ごとに一旦左端に目を移すという傾向があるためです。

 

ページ内容と一致した文章にする

タイトルはいわばページの「顔」となる部分です。検索したユーザーは、まずタイトルを読み、次にページに書かれている情報を予測します。そして、ユーザーがニーズに合致した情報が得られると判断し、はじめてアクセスという行動に移ります。せっかくアクセスしてくれたユーザーの期待を裏切らないよう、タイトルはページ内容と一致させておく必要があります。

 

読み手のメリットが一目でわかる内容にする

タイトルを通じて、検索ユーザーに対し、有用な情報が含まれているページであることが伝えられるかどうかも非常に重要です。タイトルの作成に際しては、ページから得られる情報をしっかりタイトルに盛り込むよう意識しましょう。

一例としては、ページの内容が上級者向けであれば、タイトルには「【上級者向け】○○」と記載するなどです。

 

具体的な数値を入れる

タイトルに数字が含まれていると、あいまいさが薄れ、具体的にイメージしやすい文章になります。

その結果、全体像がつかみやすくなり、ユーザーへの説得力や理解力が高まります。
特に「方法」や「コツ」といった情報のまとまりを持つ用語を用いると効果的です。

 

既存ページの改善方法

SEO対策の効果がなく検索順位が上がらない時には、既存ページの改善が必要です。

時間の経過と共にユーザーのニーズが変化している可能性もあるので、改めてチェックして改善点を抽出していく必要があります。

新たなページを作成するのではなく、少しでも過去にトラフィックがあった既存ページを改善する方が、すぐに検索順位が上がる可能性は高くなります。ここでは、改善する際の2つのポイントについて説明します。

 

改善すべきページの選定基準

新たにページを作成した際に、すぐに上位表示を狙うというのは非常に困難です。ページの見直しを複数回実施し、地道に原因を探り、改善を図ることが上位表示の近道と言えます。

その際、優先すべきは、表示回数が多くクリック率が低いページの改善です。

検索上位に表示されているのであれば、コンテンツ自体の評価は高いはずです。検索ユーザーの画面に表示されているにも関わらずクリックされないページは、タイトルやディスクリプションの訴求力不足の可能性が高いと言えるでしょう。

見直しを行う場合は、タイトルだけを修正して順位が上がるケースと、タイトル以外の部分も同時に修正するケースとに分かれます。現状のページの検索順位やクリック率等の情報から判断し、見直す範囲を絞りこんでいく必要があります。

 

競合ページを参考に

検索上位に表示されている競合ページがなぜ上位に表示されているのかを細かく分析すると、有用なヒントが隠されている可能性があります。タイトルに含まれる重要なキーワードの種類や数、タイトルの文字数、表現方法等の情報に着目し、分析しましょう。

新たにキーワードを追加する場合は、コンテンツと合っているかを必ずチェックし、無ければコンテンツの追加も検討すべきです。

 

まとめ

今回は「タイトルのつけ方」についてご説明しました。

タイトルのつけ方によって、検索順位やクリック率に大きな影響を与えます。もちろん、ページの中身を充実させることも大事ですが、それ以上に「タイトルのつけ方」は重要です。検索ユーザーはまず「ページの顔」であるタイトルに興味を惹かれ、検索ユーザーのニーズと合致した瞬間にアクセスへと結びつきます。

常に、ユーザーの思考や行動を想像し、タイトルに反映させていくという意識が必要不可欠です。検索上位を狙うにあたっては“ユーザーファスト”から目を背けることはできません。

本記事がコンテンツのタイトル選定の参考になれば幸いです。